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旅のサブスクHafH(ハフ)はお得か?【使用2年の本音】

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本稿初公開時点で使用歴2年の筆者が「旅のサブスクHafH(ハフ)」について思うところをお話しします。

HafHに興味を持った方にとって「こんな観点もあるのか」という参考になれば幸いです。

記事の最後には,特典コインがもらえる紹介リンクも貼っていますので登録される際はぜひご活用ください。

HafH(ハフ)はどのようなサービスか

教科書的な解釈

HafHは,宿泊を主とした旅のサブスクサービスです。その目指すところは,規約の中で以下のように説明されています。

第1条.(HafHについて)
HafH(Home away from Homeの略:ハフ)とは人生という名の旅をお手伝いするサブスクサービスです。毎月定額で、場所にとらわれず、一人ひとりの暮らしの選択肢を広げることを目指しています。

HafH基本規約 [1]

HafHの基本的なサービスは,プランに応じた毎月一定の額を支払うことによって,

  • 契約プランに応じた一定量のHafHコインを毎月手に入れられる
  • そのHafHコインを使ってホテルへ宿泊ができる
  • HafHコインの使用期限はなし(=積立可能)

という内容となっています。

そして,HafH宿泊の大きな特徴は,
現在から90日先までは土日祝日も含めて同じコイン数で宿泊ができる
こと。

つまり,後でも触れますが,一般に宿が高い時期は金銭面ではおトクになる可能性が高いと考えて良いでしょう。

なお,HafHでは「旅のサブスク」を体現するように宿泊サブスクサービス以外にもHafHコインでJAL航空券が予約できるサービスや旅コミュニティの構築なども行っています。
ただし簡単化のために,これ以降は単なる「宿泊サブスク」と考えてお話します。

筆者の解釈

教科書的・表向きには上記のとおりですが,筆者は次のとおり解釈しています。

ほぼ何にでも交換できる最強の価値である法定通貨「日本円」を,HafHのサービスでしか使えない価値「HafHコイン」に交換するサービス

HafHコインは用途が限定されています。また,実質的にコインを消費するまで運営会社に「お金を貸す」ことと同等です。したがって,円と比べて何らかの”お得さ”がないとワリに合いませんし,金利相当分のメリットもないといけません。

それは,旅行会社や航空会社の旅行積立(通常,貯金の利率よりもプレミアム分が大きく,満期時にはその会社でしか使えない商品券がもらえる)などと同様です。

こういった考え方に基づくと,

  • コインが日本円よりお得に使える→サービスに入る価値がある
  • コインが日本円よりお得に使えない→サービスに入る価値がない

ということになります。

ただし残念なことにこのサービスは「年利X %です」のように簡単にリターンをはじけるものではありません。
お得かお得でないかは,使い方や個人の価値観などによって異なってくるでしょう。

HafHはお得か?:いくつかの観点

安く泊まれるか?→場合による

ありきたりな結論ですが,お得に泊まれることもあればそうでないこともあります。

実際に使っている感覚では,繁忙期や土曜日などはお得に泊まれる可能性が高いです。

とくに,客入り予測によって価格を大きく変動させる宿については,高い時期にはお得に泊まれる場合も多いです。

■筆者がHafHでお得に宿泊できた例

  • ザ ノット 広島:2022年7月17日-18日(3連休)
    250コイン(約8,000円相当) ※OTA参考価格:約25,000円
  • メルキュール京都ステーション:2022年12月31日-翌日1日(年末年始)
    375コイン(約12,000円相当) ※OTA参考価格:約30,000円
  • SOLARIA NISHITETSU HOTEL BUSAN:2023年6月(土曜)
    HafH:275コイン(約9,000円相当) ※OTA参考価格:約15,000円

そうでない場合は,トントンの場合やOTAより高い場合もあり得ます。
HafHを特集したTV放送では「休日宿泊分の赤字を平日分で埋め合わせることもある」旨の説明がされていました[2]。

ちなみに,2023年8月現在,星野リゾートグループのカジュアルホテルOMO(おも)は場所によってはぶっ壊れ価格です。一人の場合150-250コイン(約4,850-8,450円相当)で泊まれる施設もあり閑散期で考えてもHafHの方が全然お得です。
#OMOでもあまりお得でない施設もあります。

注意点:空室があっても受入不可となる場合も

HafHは,宿ごとに予約枠が設定されているようです。そのため,OTA(楽天トラベルなど)などで空室があっても予約が通るとは限りません

実際にわたしもOTAでは空室があるのに,HafHで予約リクエストをしたところ,却下されたことがあります。

却下の例
8/7にHafHでは受入不可と言われましたが,8/8にagodaでは予約できました(画像はないですが8/7段階でもagodaでは空室ありだったのでキャンセルが出たわけではないと思われます)。

このようなこともありますが「お得に宿泊できる可能性のあるサービス」であることは間違いありません。

予約リクエスト

「予約リクエスト」という言葉をしれっと使いましたが,HafHの予約は宿によって2パターンあります。

  • 予約リクエスト
    ユーザが予約をリクエストした後,宿が受け入れ可否を判断する
  • 即予約確定
    ユーザが予約リクエストをすると,即予約が確定する

即予約確定を採用している宿は宿泊施設のページに記載があります。先の例では予約リクエストタイプでOTAや公式サイトとは客室在庫が異なった事例を紹介しましたが,同様のことは即予約確定タイプについても同様です。

HafHの例
即予約確定タイプの宿で客室在庫が異なる例

ホテル積立はアリか?→短期ならアリだが利点は見出しにくい

HafHの広告をみていると「積み立てて旅行に……」のようなことが書かれているものもあります。この考えについては,
数ヶ月程度なら良いが,年単位のような積立はやめた方が良い
でしょう。

HafHコインの価値は,運営会社に一任されている

先にも述べたとおり,HafHは日本円をHafHコインへ変換するサービスです。そして,HafHコインはHafHの枠組みの中でしか使用することはできず,その価値は運営サイドに一任されています。

邪推をするならば,

  • 宿泊に必要なコインを増加させて価値を希薄化させることもできれば,
  • 使い勝手を悪くしてコインを消化させないこともできれば,
  • 事業を畳んでポイントが消失してしまう可能性

もあるわけです。

この辺りは「運営会社がいかに信用できるか?」といった部分を考え自分の許容度の範囲で積立をしていくしかありません。

運営会社には,積極的な情報開示やコミュニケーションそして,信頼できる仕組みづくりを期待しています。

また,元も子もないことを言ってしまえばコイン自体に利子はつかないのでHafHでの積立に特別なメリットもないでしょう(VIPステータスプログラムという長期有料会員への優待サービスは実施されています)。

なお,わたしがHafHをはじめた2021年当時と比べると,旅行需要の回復と相まって必要コインは増加傾向です。

ただし,そもそもの宿泊価格高騰化もあるため,宿泊コイン数の増加だけをもってHafHが改悪されていると断言はできません。厳密には円の宿泊価格とHafHコインでの価格のどちらの上昇率が高いかを比べる必要があります。が,本稿では筆者の力不足につき,そこまでの比較は行いません。

ホテルが掲載終了になることも

筆者が2021年8月からHafHで泊まった8件の宿泊施設のうち,3件は掲載が終了しています(2023年8月現在)。
 <掲載終了済みのホテル>
 ・eph KANAZAWA
 ・ザ ノット 広島
 ・コンフォートイン那覇泊港

これらは積立を目指すようなハイクラスホテルではないですが,もし,

ある高級ホテルを目標にコツコツ積立→いざ貯まったら取扱終了済

となっていれば悲劇というよりありません。

また,中には掲載はしていてもHafHの予約枠がほとんどないような宿もあります。
そのため,HafHを契約する前には,泊まってみたい宿の予約リクエスト枠がどの程度空いているかを確認しておいた方が良いでしょう。
(掲載ホテルや予約リクエストが可能な日付は会員でなくてもHafHのHPで確認可能です。)

憧れホテルがあるならば,普通に現金を貯める。そして,どうしても繁忙期に行きたい理由がないのであれば,すこし無理をしてでも休みを取り,閑散期に楽しむのが経済面でもホテルステイの満足度の面でもおススメです。

審査に通った厳選ホテルでタイパ抜群か?→よくわからない

HafHの広告では,たとえば

HafHスタッフによる厳しい審査を通った厳選ホテルのみ掲載!

https://www.hafh.com/topics/15417 [3]

などという謳い文句が散見されます。テレ東BIZで配信されている砂田社長のインタビューの中では,HafHは”タイパが良い”を意識しておりその一つの観点として「どの施設に行ってもよい」という部分についてこだわっているとお話をされていました[4]。

しかしながら,どんな審査がされているかは明記されていません。

HafHを特集したテレビ放送では,

  • 清掃
  • インターネット回線の速度

について確認している様子が放送されていました[2]。しかしながら,求められる水準やそのほかの審査項目などは分かりません。

さらに,創設者の一人である大瀬良氏は「HafHはさまざまな人が利用するサービスになってきた」旨を述べています。

HafHは、拡大するにつれてワーケーションやリモートワーカー向けではなく、誰もが使う旅行サービス(OTA)になりKabuK Styleはよりテックを追い求めるようになりました。

https://note.com/ryosera/n/nd7734d001ab3 [5]

最初はワーケーション需要が多かったですが、そのうち多様に使われていくようになりました。家族単位の旅行での利用もそうですし、・・・

https://newspicks.com/news/7256413/body/ [6]

多様な人を受け入れるサービスとなっているが故に,一般的な尺度で測ることはできても,ある属性(価値観)に合った審査は難しいと考える方が自然です。

また,仮に誰もが納得するような審査があったとしても,採用後のクオリティ維持の仕組みがあるかも明らかにされていません。

故に個人的には,
「HafHならどの宿でも安心だから選ぶ手間が省けてタイパ抜群!」
というのは現段階では少し無理があると考えています。

ただし,運営会社も「個々人の価値観に合ったホテルをレコメンドする」という部分は意識されていると感じます。公式の記事(コラム的)であったり,検索フィルタ機能などでフォローをされている形跡は見られます。

今後,どのようにホテルを厳選していて,どういった趣味嗜好の方におすすめなのかということがよりわかりやすくなっていくと良いですね。

精神論:旅はいいぞ

コレを執筆している現在,悲しいことに世間一般でいうお盆連休も終わりが刻々と近づいています。

で,実はぼく,この連休中ほぼ家から出ていません 笑
起きて,ネットを見て,お腹が空いたらスーパー買い物して,食って,寝る。
1日12時間以上睡眠の生活を続けています。

「いろいろなところに出かけて,肌で感じて過ごす人生」と「家の天井とYouTubeを見続ける人生」のどちらが豊かであるか?

前者に決まってます。でも,放っておくと後者になる人もいるわけです←ぼく

ここまで極端ではなくても,
「あそこに行きたいんだけど,旅行ってすこし手間だよね…」
と,なかなか実行に移せない人も多いでしょう。

そのような方々が,毎月課金をすることでほんの少しでも”やる”方向への力が働くのであれば,それは人生に彩りをあたえる有効なお金の使い方なのかもしません。

まとめ

サービスとしては面白く,これからの動向にも注目しています。

本稿のまとめ
  • Hafhを金銭的にお得に使うことは可能
  • 何らかの面(節約・ライフスタイル・心理面など)で自分に合ったサービスと思うのであれば活用はアリ
  • 運営会社は積極的なコミュニケーションや仕組みづくり等により,信頼性をより高めていってくれることに期待

もっとHafHについて知りたい方は公式ページ(このリンクからは特典なし)からサービスの詳しい内容を確認してみてください。

その上で,使ってみようという気になれば,以下の紹介リンクをご活用いただけると嬉しいです。紹介する人(ぼく)はもちろんですが紹介される方も特典コインがもらえるらしいので,ご興味のある方はぜひ。

参考資料

[1]HafH, 基本規約, https://www.hafh.com/terms-of-general (2023.8.15閲覧)

[2]テレビ東京, カンブリア宮殿:旅を手軽に!お得に! ホテルのサブスク「ハフ」の全貌 (2023.4.27放送)
参考:テレ東プラスの同放送記事→https://www.tv-tokyo.co.jp/plus/business/entry/202305/13267.html

[3]HafH, 【HafHのキャンペーン情報をお届け!】いま開催中のキャンペーンとHafHサービスの情報まとめ, https://www.hafh.com/topics/15417 (2023.8.15閲覧)

[4]テレビ東京, 「経営の大先輩」星野グループ・星野社長から学んだことは?旅のサブスク その戦略に迫る~カブクスタイル・砂田憲治社長~ 【カンブリア未公開版】, https://txbiz.tv-tokyo.co.jp/cambria/vod/post_272774 (2023.8.15閲覧)

[5]Ryo Osera, 日本初のデジタルノマド専門マーケティングファーム「株式会社 遊行」本格始動, https://note.com/ryosera/n/nd7734d001ab3 (2023.8.15閲覧)

[6]Goto Kaori・NewsPicks+d編集部, 旅行業界のライバルは、同業他社ではない, https://newspicks.com/news/7256413/body/ (2023.8.15閲覧)

(おまけ)KabuK Styleの決算:https://k.secure.freee.co.jp/companies/66936/announces

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